希望と涙

希望と涙

彼は私の息子のリオです。私の三男です。やんちゃで人懐っこい3歳の幼い少年です。私達2人は昨日養護施設にたくさんの果物、パン、野菜を配達してきました。
昨日は素晴らしい1日となりました。 私達は茨木市の、ある養護施設に立ち寄りました。そこは毎週食べ物の配達を行っているところです。私が荷降ろしして栄養士の方と話している間、彼はいつも施設の子供達に紛れて一緒に笑い声をあげています。私は荷降ろしと次の施設へ向かう準備を終え、彼を連れ戻しに向かいました。玄関には彼の靴が残されており、私は彼を探しに施設の中へ入りました。

 
普段は平日に配達を行います。その日はお盆休み期間だったため、中へ入ると総勢130名の児童が元気に遊びまわっていました。いつもは荷降ろしが済むとすぐに出発するため子供達の姿を見ることはなく、正直なところ配達は少し流れ作業的な感じになってきていましたが、その日は違いました。子供達は私を見かけるといつも「どこから来たの?」「なぜ日本語が話せるの?」と聞いてきます。私が「僕は火星から来たんだよ。僕はロボットだからどんな言葉でも話せるんだ。」と答えると子供たちは皆どっと笑います。中にはクスクス笑っている子もいます。冗談はいつも楽しいものです。 そうするうちにリオを見つけました。彼は子供たちのグループに混ざって楽しい時を過ごしていたようです。私は「なぜ大人は彼らのように開放的になれず分かち合えないのか、、、」と思いました。
リオはもちろんもっと遊びたがっていたので、しぶしぶさよならを言って私達はトラックに向かいました。そのとき私は心を突き刺す言葉を耳にしました。
「僕は彼がここで暮らすためにやって来たんだと思ったよ。」
「違うよ、彼はリオ君のお父さんだよ。」
「そうだけど、でも僕のお父さんは決して僕を家へ連れ帰ってくれないよ、、、」
「違うよ、リオ君は家族と一緒に暮らしてるんだよ。」
「僕、絶対彼にはお母さんもいると思うんだ。」
「彼のお父さんはかっこいいから、お母さんは絶対かわいいと思うよ。」
「僕にもお母さんがいたらなぁ。」
「僕も、、、」
「僕も、、、」
「バイバイ、リオ君。また一緒に遊ぼうね。」
「バイバイ、ベアーさん。いつもおいしいごちそうを持って来てくれてありがとう。」
「ちゃんと野菜を食べないと、もう菓子パンは持ってこないぞぉ(^皿^)」
「食べるよ!!!」
「約束する?」
「約束する!!!」
「リオ君もつれてくるからまた一緒に遊んでね。」
「頑張ってリオ君!」
車で施設を後にする道すがら、私は涙をこらえることができませんでした。そんな私にリオはどうしたのかと尋ね、私は彼に愛してるよと言いました。そして私達は次の場所へ、、、場所は違えど同じことが起こっている、、、養護施設へ向かいました。そして私は思い起こしました。なぜ私がコズモズでボランティア活動を行っているのかを。私がやらなければ他に誰がやるのか?