希望と涙

希望と涙

彼は私の息子のリオです。私の三男です。やんちゃで人懐っこい3歳の幼い少年です。私達2人は昨日養護施設にたくさんの果物、パン、野菜を配達してきました。 昨日は素晴らしい1日となりました。 私達は茨木市の、ある養護施設に立ち寄りました。そこは毎週食べ物の配達を行っているところです。私が荷降ろしして栄養士の方と話している間、彼はいつも施設の子供達に紛れて一緒に笑い声をあげています。私は荷降ろしと次の施設へ向かう準備を終え、彼を連れ戻しに向かいました。玄関には彼の靴が残されており、私は彼を探しに施設の中へ入りました。

2013年は300,000キロ以上の食品配りました!

昨年、関西のこの地区に住む私たちコズモズ関西フードバンクは、この地区に住む恵まれてない人々のために、30万キロもの食べ物を、無料で配るために、力を合わせてきました。 このNGO活動が大変素晴らしかったのは、政府が財政支出を削減している時代に、私たちは、隣人が食べものが不足して苦しんでいるのを見て、悲しく思い、その人たちに手を差し伸べているのです。ボランティアーの人たちは、この現実について次のような理解をしたのです。つまり、この社会には、恵まれなくて困っている人々が一方に居て、他方には裕福で生活に困っていない人々がいて、これらの人々の間に、格差があり、それが拡大していく現実であると考え、これに対して、何かをしなければならないと決心したのです。 コズモズの理事長、ベリー・ワイエト、は次のように言いました。「昨年、大阪市で、近隣に住む人々に“私たちを助けてください”と頼むことは、恥ずかし過ぎることだと思ったシングルマザーがいました。彼女は赤ちゃんと一緒に、餓死してしまいました。このことはニュースで報道されましたから、それを観た多くの人の目を覚ましたのです。」「人々が気付いたのは、他人が貧困であることをはっきり他の人々に示さないケースがあります。だからといって、その人たちやその子供たちが、困っていないとは言えないのです。昔は、隣人はお互いにお世話をし合う習慣がありました。ですから、近所に住む人々はお互いに助け合うという伝統的な文化遺産がありますから、それを想い出して、それに立ち戻る時が来ています。」 現在の貧困率は16%を超えていて、この数字は私たちの周囲に住む人々7人の内、1人は経済的に苦しんでいるということとなります。   現在の貧困率は16%を超えています。その数字は、私たちの周りの人々の7人の内の1人が、経済的に苦しんでいることを意味します。