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    フードドライブ

     京都での国際ボランチア達はフードドライブを知っていますか フードドライブ    「フードドライブ」とは、家庭で余っている食べ物を学校や職場などに持ち寄り、それらをまとめて地域の慈善団体や施設、フードバンクなどに寄付する活動です。日本ではまだなじみが薄いのですが、フードバンク発祥の地、アメリカでは1950年代から盛んに行われているそうです。ここ数年、日本でも少しずつフードドライブが広まってきています。「未開封のもので、常温で保存できる、賞味期限が半年以上残っている食品」という条件つきで募ったところ、缶詰やレトルト食品、乾物、調味料、それにお米やコーヒー、紅茶、お菓子など約50トンが集まったそうです。それらは各地の児童養護施設、教会、母子寡婦福祉会など全国約300の施設に届けられました。だれかの役にたてるのなら、何かしてみたい。そう思っていても、これまでなかなかきっかけがなかった、という声が参加した人たちから聞かれたそうです。手軽にできるボランティア活動として、また地域でのつながりを改めて実感できる活動として、フードドライブは今後ますます注目されそうです。

     学校内でのフードドライブとは 私たちは、いくつかの学校にこの活動の意義を説明し、理解を得て実施いたしました。「生徒たちが地域社会に積極的に貢献するのはすばらしいことです。それによって彼らは、自分たちの日常生活と日本の困っている人たちの生活とを結びつけて考えることができるのです。また、自分たちが地域社会にポジティブなインパクトを与えられることにも、改めて気付くことができます。」と、セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)の理事長チャールズ・マクジルトンは言います。「生徒たちは、私たちに食糧を寄付したことを楽しい思い出として捉えています。誰かの生活にプラスの変化を生じさせることで、結果的には自分たちもいい気分になることができるのです。これは何よりもすばらしいことです。」とTKSで教師を務めるマーク・バレンズさんは語っています。 

    関西国際ボランティア達は食品の寄付を集まってます。企業内でのフードドライブとは    コズモズはフードドライブの実施にあたり、ノウハウのアドバイスなどを行っています。 これまでに多くの一般企業のオフィスでもさまざまな形でのフードドライブが実施されました。例えば、ある外資系コンピューター関連企業では、社員がお米を自宅から持ち寄るというライスドライブを行ったり、別の会社では私たちのボランティアが社内でフードドライブを主催したりといったこともありました。「特売で買った缶詰がたくさん残っている」「いただきものの紅茶があるけれど、家族では飲みきれない」……。あなたの家の台所にも、そんな食品が眠っていませんか。賞味期限切れで「ゴミ」にしてしまう前に、食品を有効に生かすチャンスがフードドライブなのです。

    フードドライブ成功のポイント    フードドライブはどこでも誰にでも簡単に実施できます。以下は、学校、会社、クラブ、組織、スポーツチーム、その他のコミュニティ・グループなどでフードドライブを成功させるためのポイントです。

    • あらかじめコズモズに連絡を取り、ニーズや配送を検討しましょう。
    • 貧困の問題は1年を通して起こっています。年に数回のフードドライブ実施を検討しましょう。
    • 明確な開始日/終了日を設けましょう。
    • 品質管理:フードドライブの開催中、および終了時に集められた食品をチェックし、賞味期限が切れているものや開封されているものは取り除きましょう。こうした食品は配給することができないため、寄付をいただいても有効に活用できないばかりか廃棄するためのコストがかかってしまいます。生徒たちには最初にこの点を説明しましょう。
    • コンテストの要素を盛り込む:クラスや学年対抗で、誰が一番多く食料を集められるか競争しましょう。
    • 目立たせる:生徒たちで係を決め、目を引くような掲示板や集荷ボックスを作りましょう。
    • 情報の周知:集められた食料をカテゴリー別に記録した一覧表を掲示し、生徒たちが不足している品目を把握できるようにしましょう。
    • キックオフイベントやラップアップイベントを開催して、生徒たちが日本における貧困の問題を理解し、またフードドライブの成果を共有できるようにしましょう