釜ヶ崎の希望と絶望

釜ヶ崎の希望と絶望

今日は、私たちの食糧支援の車が大阪府西成区、釜ヶ崎地区に向かいました。「銀座通り」と名付けられた通りは、その名の通り長年西日本において夢が生まれ、そして打ち消えていった場所でした。また、中流層に属す日本人の新スタッフにとって、その地を見るのは衝撃的な経験でした。 彼らのコミュニティの一部でありながら、しばしば無視されたり、ただ列車が通過するときに見える場所として捉えられいるその地。釜ヶ崎は最大の日雇い労働者街であり、またそこにはホームレスの人々が数多く暮らしています。 ホームレスの割合は日本最高です。長年、学校に通っていない若者が高い日給を得るためにここに集まってきます。多くは日雇い労働で、給料は当日の現金支給です。

孤児にストロベリーを

「京都に孤児院があるの?」 これは関西フードバンク活動で今週から新ドライバーとして働く人が発した疑問です。 その後彼は、地域にたくさんの孤児院があることに対して驚きました。 そして、車で京都、高槻、茨木の孤児院に赴いて食料を配布するだけでも週に4日かかることに対して。 私たちは地域の孤児院と共に15年間活動をしてきました。 これまで無料で食料を提供する他、清掃からUSJへの旅行までさまざまな活動をしてきました。

バットマンと寒い夜のお出かけ

大阪の天王寺駅は南大阪で一番大きな駅というだけでなく、日本で路上生活者が最も多い地域の一つでもあります。このような路上生活者の支援を、会社での勤務後の夜だけ匿名でされている男性のバットマンさんと知り合いになりました。児童養護施設や老人ホームでのボランティア活動は賞賛されるのに対し、路上生活者へ対する世間の目は一般的に冷たく、そういったことへの支援活動があまり賞賛されないのが日本の現状ではないでしょうか?そのために、バットマンさんも会社には内緒で支援活動をされているということで、私たちが彼をバットマンと呼ぶ理由もそれです。 コズモズ関西フードバンクでもボランティアスタッフを募集していますが、こういった理由で応募が少ないのが現状です。コズモズでは毎年の恒例行事なのですが、特製弁当を大量に作り12月27日の夜に、バットマンさんにも手伝って頂き、路上生活者へそのお弁当を配ってきました。当日は非常に寒く、路上生活者は毛布や段ボールなどを利用しどうにか寒さを凌いでいました。もう少し暖かい時期ならば無料食堂などに来てもらって配給するのが常ですが、あまりにも寒く、できるだけ温かい料理を早く提供したかった為、公園や橋の下、駐車場などを周り、お弁当や新鮮なフルーツ、カレーパン等を配りました。ボランティアの皆さんは終電までかかり、用意したものが全てなくなるまでたくさんの人々にクリスマスのおすそ分けをしました。路上生活者の方々も来年はより良い生活が送れるよう願っていますが、それには社会全体がただ見て願うだけではなく、積極的なサポート体制が必要となると思います。 皆様、どうぞ健やかなクリスマスを。 メリークリスマス!

コズモズフードバンクのパントリー

この写真は、コズモズ関西フードバンク・パントリー(配給)の邦久さんと恵子さんです。コズモズが日本で活動を始めた17年前には、まだフードバンクというシステムはありませんでした。現在でもこのフードバンクをご存知の方は多いとは言い難いのが実情ですが、コズモズの活動に賛同してくださる個人や企業が少しずつ増えてまいりました。そして、ご賛同頂いた地域の企業から余剰食料を寄付して頂き、必要に応じて児童養護施設、老人ホーム、支援センターに毎日無償で配給することができるようになりました。 桃山の倉庫や車両貯蔵庫もありますので、支援が必要な方には、いつでもどなたにでも無償で食料品(野菜、フルーツ、パンなど)をご提供したいと考えております。 当然ながら3月11日の東日本大震災の際には、何を差し置いてもという気持ちで早急に物資支援を行いました。京都、大阪、神戸にお住まいの方でコズモズの活動に興味をお持ちの方、ぜひお気軽にご連絡ください。あなたの力で誰かの毎日を明るくしてみませんか。

想いが形となって…

今回は、一宇会(裏千家、いっちゅうかい)の皆さんの活動を少しご紹介させていただきます。一宇会では、お茶の世界に魅了されたメンバーが定期的に京都でお茶会を開催しています。メンバー構成も幅広く、様々なバックグラウンドを持つ人々が集まっていますが、和敬清寂のもと、お茶の世界を愉しんでいます。前回のお茶会では、東日本大震災の被災者への支援の為、義援金活動を実施されました。 Kozmozでは、義援金活動の記事をあまり取り上げることはないのですが、今回は多種多様な方々が集まり被災地に想いを寄せて支援活動をしている姿に感銘を受けたので紹介させていただきました。 私たちひとりひとりが、普段の生活の中で募金活動に参加したり、身近なところでこのような活動にほんの少しでも協力すれば、ひとりでも多くの被災者を支援することができるのではないでしょうか。 もうすぐクリスマス、大切な人と幸せを分かち合う日が近づいています。 今年は人と人との「絆」を身近に感じながら過ごせたらいいですね。 さて、私もこれから温かいお抹茶でもいただくとします:)

The ultimate seat of power

バイナッシングデーは、世界中の賛同者がその日一日中何も購入しないという運動で、毎年11月24日に開催されています。なぜそのようなことをするか。それは単に、世界中の経済活動の指導者に対し、彼らの巨大な事業計画を動かすために必要な資金を出しているのは誰なのかということを思い出させるためです。もしあなたがこのことを忘れてしまっているとしても、それは仕方の無い事です。でも、私たち消費者はその消費活動を通じて産業や経済活動を形作ることができるという、非常に大きな力を持っているのです。 同時に、私たちは何らかの理由で地域社会の繁栄から取り残されてしまった方々のことを忘れてはいません。?Kozmozは、バイナッシングデーの日の夕方に大阪のホームレスに救いの手を差し伸べていました。路上生活を送る彼らに温かい食事を提供し励ましの言葉をかけていたのです。

私たちは忘れていない!

私たちは東北震災についてのニュースをたくさん掲載してきましたので、被災者の支援を頑張っている中、コズモズが支援している恵まれていない人は関西や全世界にいることを忘れていませんと伝えたかったです。 東北で起きた震災やアメリカで起きた水害からあなたはどこにも住んでいても、おなかが空いているのは絶望的でむなしい気持ちと忘れないで下さい。 日本の毎日新聞の報告によると日本での厚生年金を使用している人数は太平洋戦争後の荒廃の日々以来一番高いです。 もちろん、3月11日の津波で職場が流されたせいで、無職になった何千人はこの状況の一部ですが、誰もが町を散歩すると次々と閉店する店の光景が見えます。そしてその店が空き店舗のまま残る時間の長さの増加。経済の低下にはたくさんの原因があると理解しなければなりません。 理由は別として、私たちの地域で苦しんでいる人々は増えている一方、政府からの改善がいっこうにも増えません。私たちの国家、地域は私たちの前の人の血と汗で作られたものです。私たちも努力する義務があることを忘れずに、今日必要としている解決の一部になりましょう! あなたの技術、時間を今日ボランティアして皆のための明る未来を作ろう!関西で私たちと共に、炊き出しや恵まれていない人々のための弁当作りの活動、東北の被災者のための住む場所の提供、あなたの食品会社からの余った食料の関西のフードバンクに寄付、海外からのボランティアのためのホームステイ先の提供、またコズモズに連絡してどのようにあなたの地域を改善できるか教えてください!

家族の移動による東北支援

コズモズジャパンは現在子どもをできるだけ放射能汚染から遠ざけるために中国地方、関西地方に移動を希望する家族からの申請書を受け付けています。 コズモズは現在も3月11日に起きた震災で被害を受けた人々に食糧等の支援を続けていますが、設定されている20km立ち入り区域の範囲はまだ非常に危険で在宅の住民、避難所あるいは仮設住宅にいる人々は放射能汚染にかかる危険がより少ない地域に移動するべきだと信じている。 日本政府が発表した地図に原発の60km範囲以内で1億ベクレルにも及ぶ汚染が原発から流出していることがはっきりわかります。原発は未だに安定できていない状態で、流出している汚染のレベルを見ると安定するのはまだ先のことになるでしょう。この地域にいる人々は汚染にかかる可能性が高くなる一方で、できるだけ多くの家族を移動することは健康の保証と最大に支援でしょう。 これらの家族や子どもに存在する長期と短期の健康の害には様々な意見がありますが、日本政府によって認められるている放射能暫定基準のレベルは他の国に比べて非常に高いです。この高い基準がもたらす害の結果を待つ前に、コズモズができるだけ多くの家族の移動と支援ができるように私たちを支援してくれることを祈っています。 資金は限られるていますので、支援する家族は経済的な状況、子どもの人数、現在いる地域の放射能レベルを優先します。東北地方で危険な家族また自分自信が申請したい場合は直ちに地方の コズモズ団体に知らせてください。    

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